
病院敷地内を散歩してたら、
前に元夫と住んでいた県の
ナンバープレートの車を見つけた。
一昨日にも、その県のナンバープレートを
見かけた際はなんとも思わなかったのに、
今日はその県名が頭から離れなくなった。
昔を思い出したのだ。
結婚していた頃に乗っていた車を思い出した。
すごく悲しくなった。
涙が押し寄せてきた。
わたしは声を出して泣いた。
看護師さんが話を聞いてくれた。
家を出た日に最後に見た夫の背中を
思い出し、また号泣した。
元夫に執着していたのは、わたし自身だった。
元夫との楽しい思い出も、嫌な思い出も、
心のなかに、今まで封印してきたのだ。
その封印を解いて、
ぐちゃくちゃな感情を整理すること、
それが、向き合うということなのかもしれないと、今日気づいた。
そうしていれば、強迫症が悪化することはない。
逆に、それをしないで、見ないふりをつづけていたから、
この半年間で、強迫症が悪化しつづけてきたのではないかと思った。
自分の心のなかの悲しみの感情、
怒りの感情から目を背けて、
強迫行為をしないようにすることは、
暴露反応妨害法とはいえないのではないか。
自分の心の中の感情をしっかり観察して、
その感情から目を背けないようにすることこそ
暴露反応妨害法といえるのではないだろうか。
それに気づいたわたしはまた一歩、
回復に向かっている。
そんな気がするし、そう信じたい。
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